
■質問者
杉村先生!
親の空き家や古いアパートを相続した際に
それを資産やお金を生むものに変える相続のテクニックはありますか?
■すぎむら先生
あります!
場所にもよりますが場所が悪いケースでも
お金をかけずにそのまま誰かに貸して賃料収入を得る方法は有効です。

現在は空き家を探している投資家もいるため
安く仕入れて低価格で貸し出し売り上げを立てる手法があります。
ただし所有している以上は最低限の管理責任が生じます。
修繕や管理のリスクがある点は注意が必要です。
また立地が悪くない実家であれば建物が古くても土地に価値があります。
安易に売却してしまうのは非常にもったいないことです。
相続は急を要することが多いため急いで売却しがちですが
小学校や中学校が近くにあるような居住エリアの実家であれば
自分たちが住む予定がなくても活用方法を考えるべきです。
選択肢の一つは現金化ですがそのまま貸すことも可能です。
建物が古すぎる場合は建て替えを検討してください。
建物の解体と再建築には2000万円から2500万円ほどかかりますが
需要がある場所であれば大きなメリットがあります。
私であれば建物を解体して設備の整った新しい建物を建てます。
それを戸建て賃貸として貸し出せば収益を生むことができます。
収益力のある土地を所有していること自体に大きな価値があります。
土地は現物資産として担保に提供することが可能です。
売却して現金化しなくても土地を担保に融資を受けることができます。
手に入れた資金を立地を活かして建物へ投資するのです。

そうすれば自己資金をほとんど使わずに新しい建物を建てられます。
新しい建物が事業として収益を生み出し返済後のキャッシュフローを得られます。
その利益を複利で運用すれば資産をさらに増やすことが可能です。
土地には現金と同等の価値があり融資を受けることで資金を調達できます。
建物に投資して建物に稼いでもらえば十分に返済は可能です。
新築であれば長期融資が受けられるため毎年の返済額を抑えられます。
それ以上の売り上げがあれば差益が生まれます。
建物は減価償却資産であるため毎年経費計上が可能です。
手元に現金は残りますが所得税を抑えられるため効率よく資金を蓄えられます。

残った資金を新NISAや投資信託などで運用すれば
自己負担なく資産が拡大していく仕組みを構築できるでしょう。
通常の投資家は土地の購入から始めるため利回りは限られますが
もともと土地を所有している方は非常に有利な状況にあります。
地方の土地であっても活用方法は必ずあります。
安易に手放すのではなくまずは活用を検討することをお勧めします。



